2020年09月18日、父と私の遺伝子検査結果が出ました。
これまでルーツやエミシについての夢を見ては、自分なりに調べ、人種的には色々と混ざっており、非常に複雑な家系であることは、何となく解っておりました。
どこから日本へ渡ってきたにせよ、結局は『シルクロードが関係しており大陸の中東ルーツ』っぽいというところまでは、何となく解りました。
...しかし...
私は現代日本人。遠い遠い大昔のことなど、どんなに勘が鋭くても、知れるはずがありませんので、ただの推測でしかありません。
そのため前々から、せめて「いつかは遺伝子検査をしたいなぁ~」と思っておりました。幸い、今では、たった1万円程度~で、Y染色体とミトコンドリアのハプログループを知ることができます。
そうして先月、とうとう、遺伝子検査をしたのでございます。
今回の遺伝子検査で判明したのは、『父のY染色体とミトコンドリア』『私のミトコンドリア』3つのハプログループでございます。
残念ながら、最も知りたいエミシのリーダー安倍家の末裔とされる安藤家×曽我家の血が流れている、母方祖父のY染色体ハプログループとミトコンドリアハプログループは、知ることはできません(涙)
それらを知ろうとすれば、母方祖父や先祖達の遺骨が必要。そこまでして遺伝子検査は無理です(汗)
...ただし...
『エミシの血が流れる家系は、親戚同士での結婚や、親戚の子供を養子にすることもあった』ようですし、『知らず知らずのうちに、親戚同士で結婚していた』なんてことも、充分にあり得ます。
...なので...
3つのハプログループからでも、安倍家や曽我家の遺伝子へと繋がるヒントにはなるかもしれません。
★父のY染色体とミトコンドリアのハプログループ★
【Y染色体ハプログループ】
・父方祖父=福島県出身(元は物部家で有名な名字。東北・福島県に存在する鈴木家の出)
『C』
サブグループは判らないのですが、内容からして多分『C1a1』
日本人男性全体に占める割合は6%程度で、日本国内では比較的少ないハプログループ。現在では、北アジアから中央アジアで、特に高い割合を示しているそうでございます。
『縄文人に由来するY染色体』であると考えられております!
沖縄・九州を経由した南ルートで日本列島にやって来たグループと、北海道を経由した北ルートで日本列島にやって来たグループの、2つがあると考えられております。
※秋田県の物部家子孫は『D1b1d1』で『D』のようですが、そちらと繋がっていそうな福島県の鈴木家は『C』...確かに、同じ縄文系ではありましたが、どこかで何かが少し違うようでございますね。
【ミトコンドリアハプログループ】
・父方祖母=茨城県出身(身内の中で最もアイヌっぽい容姿、身内からしても人種的に不明)
『N9』
『N』ヨーロッパ系統の子系統。ヨーロッパ+アジア、サブグループ『N9a』
N9は、日本人の約7%が属しております。
『アイヌの祖、中国南部や台湾原住民』でございます!
N9のサブグループにはN9a、N9b、Yとありまして、『N9aは中国南部や台湾原住民に多いグループ』でございます。
N9bとYは、北ルートで日本に入ってきたようで、日本の北に行くほど分布割合が高くなり、Yはオホーツク文化を受け継ぐ人々で、日本では1%未満の人々が属するグループでございます。
(M7グループの亜型の1つも、ほぼ日本固有としての見方が強いですが、それは沖縄の人々に多く見られるそうです)
※N9aについては、現在のところ縄文時代には見られないため、『弥生時代に渡ってきた渡来人』とされているようですが、そもそも『N9aとN9bは姉妹のようなもの』であります。
それらにYが近いということですので、それぞれの容姿の特徴的には、どれも似ているということでしょうね。
つまりN9は縄文系であり、アジア系統かヨーロッパ系統かで考えますと、どちらかというと実は、『ヨーロッパ系統』寄りなのでございます。
だからアイヌの中には、西洋人混ざりのようにも、南方系混ざりのようにも、見える方がいるのでしょうね。
(私もですが)
弥生時代の渡来人。つまり弥生人については『大陸から渡ってきた縄文人とは別の人種が弥生人』だというような固定観念をお持ちの方々が、結構いらっしゃるかと思います。
しかし、実はそうではなくて、『縄文人の血統を持つ弥生時代の渡来人が弥生人』でもあるのです。このN9aについては、そういうことなのだろうと思われます。
他の少数派ではない、日本に多い弥生系のハプログループについては、判りませんが(汗)
★レラのミトコンドリアのハプログループ★
・母方祖母=福島県出身(結婚前は、安倍一族の親戚である金氏の末裔の名字)
『N9』
『N』ヨーロッパ系統の子系統。ヨーロッパ+アジア、サブグループ『N9a』
N9は、日本人の約7%が属しております。
『アイヌの祖、中国南部や台湾原住民』でございます!
N9のサブグループにはN9a、N9b、Yとありまして、『N9aは中国の南部や台湾原住民に多いグループ』でございます。
...なんと...
父方祖母と同じでございました(笑)Mと思っていたけれど、Nでございました(笑)
まぁ~、『アイヌの先祖であろうエミシ』の末裔ですから、当然ですよね!
(今回その事実が『遺伝子的に証明できた』といえるかもしれません。だとしたら凄くないですか?)
↓アイヌは知ってるけれど、台湾原住民ってどんな?と思っている方のために、参考にどうぞ。
ビビアン・スーさん好きだから、なんだか嬉しいです♪(同じN9aかどうかは知りませんが)
映画『セデック・バレ』を観た時、アイヌと同様に親近感が湧きました。そして、何となくエミシと重ねて観ていたのですが、その感覚は正しかったようでございます。
★さいごに★
父と私の遺伝子。どちらにしても日本では少数派であり、『ヨーロッパ系統寄り』であることが判明いたしました。
アイヌのような父方祖母、西洋人と日本人とのハーフのような父、クォーターのようにも見える私。
父と私、親子で納得した結果でございました(笑)
...ってゆぅ~か...
現代でいえば遺伝子的に『アイヌ』ってことでしょうね。しかし私は『エミシの末裔』ですよ。
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