★はじめに★
やっと知りたかった内容が、記されている本を発見!ご紹介させて頂きます。
記事タイトルは、長過ぎるので省略しております。
本の表紙部分にある、小さめの文字も含めますと、このようなタイトルとなります。
『ヒラメキ・天才・アイデア・最高パフォーマンス 奇跡の《地球共鳴波動7.8Hz》のすべて』
★著者★
志賀一雅氏。
工学博士。 脳力開発研究所相談役。アルファ波研究の第一人者。
★感想★
【脳波について】
- ベータ波(β波)=14~30Hz=目を開いた状態・緊張・不安・イライラ
- アルファ波(α波)=8~13Hz=目を閉じている状態・リラックス状態。
※目を開くと抑制されます。
※ジャズピアニストには、演奏時にアルファ波が出現しております。 - シータ波(θ波)=4~7Hzもしくは8Hz=寝入りばな~夢を見てる状態・脳の瞑想状態を示す脳波。
※健常者の安静閉眼時には殆ど出現いたしません。
なので、もしも意識を失うようなことがあり、病院で脳波検査をした結果、目を開けているのにシータ波が出現した場合は、まず脳疾患である、てんかんを疑われることとなります。
他、発達障害であるADHDの方に出現することがあります。つまり脳に何だかの問題があり、脳機能低下しており出現する脳波でございます。
※私には出現しますが、それは稀な健常者=ギフテッド(タレンテッド)の脳だからでございます。健常者でも天才的なクラシックピアニストには、シータ波が出現いたします。(多分、非常に稀) - デルタ波(δ波)=1~3Hz=昏睡状態・新生児~5歳児には現れ、認知症や統合失調症になると増加。
【内容について】
脳波状態については『シータ脳を作る』や『脳は若返る』という本の著者、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻准教授で、神経再生に関する研究に携われた、久垣辰博氏により語られている『シータ・オシレーション』と似ておりますね。
特殊能力が発揮される時『脳波は7.8Hz』になるのですが、まさに『シータ波とアルファ波の中間』ということです。
ただ、シータ・オシレーションの場合、性格上『アルファ波ではなく、シータ波である』とされているのですが、こちら志賀式の脳波分類Hzでは、なんと『アルファ波に分類されている』という謎。
脳波測定器が違うからでしょうかね?
志賀式の場合、さすがに医療用の脳波検査機器ではなく、独自で作られた脳波測定器を使用しているようなので...その正確性は判りませんが。
読んでいて「ん?」と疑問に感じる部分がありました。そのため、この本を脳や脳波に詳しい医師が読んだ場合、どのような感想を持つのだろうか?と、そこが気になって仕方ありませんでした(笑)
...しかし...
もっと早く読みたかったです。2011年くらいに。
★おわりに★
脳や脳波に無知な方にも、比較的、読みやすく、興味深い内容かと思われます。
...しかし...
やはり、この内容により『シータ波=素晴らしい脳波』という見方のみが広がってしまい、医学的な脳や脳波の知識が無視されてしまわないか、その点だけ心配ではありますね。
...それにしても...
この方が作られた脳波測定器『アルファテック7』とても気になったのですが...40万円程...お高い(汗)業者向けでしょうかね。
私は病院の脳波検査機器でいいですわ(笑)
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