★はじめに★
気になっていた作品を、やっと読むことが出来ました。
表紙から勝手な思い込みで、漫画かと思っていたのですが(笑)
児童向け...小学生くらいでしょうか。絵本~小説のような本で、とても読みやすかったです。
★あらすじ★
東北人なら知らないはずはない?
いや...残念なことに...現在では知らない東北人が増え、忘れられてしまっている存在。
昔々から関東以北、特に東北地方に先住していた『エミシ』
そのエミシの中には、東北の地(エミシの血)を守ろうとした、勇敢な英雄(ヒーロー)がいました。
その名も『アテルイ』
この本は、そんなアテルイについての、幼少期~最期までの内容です。
※しかし内容的には『フィクション』です。その中に、事実も記されている感じ。
★私の感想★
最も興味深かったのが『夢見の巫女』しかも、その名が『シンラ』ときたもんだ(笑)
出雲族はエミシに繋がると言われていて、確かに遺伝子的にも、出雲族と東北人が近いのは判明しています。
その出雲族については、私の中ではですが、古代朝鮮半島の『新羅人(しらぎじん)』が近いのではないかと考えていて、その『新羅(しらぎ)』は『シンラ』とも呼ぶのです(笑)
新羅については、シルクロードと関係が強く、新羅人については現在の韓国人とは人種が違うとか(ローマ人やペルシャ人...中国系?)、実は日本人が建国したとか言われています。
謎の国、新羅。謎の人種、新羅人。新羅語は韓国語のルーツ。韓国語は尻上がりイントネーション、無アクセント。その新羅人は、何処へ消えたのでしょうか?
(まぁ、どっちみち後の新羅王家は、高句麗王家同様、日本の武蔵国=埼玉県に渡ってきましたがね)
縄文人もエミシもアイヌも謎の人種。縄文語も無アクセント。東北弁も尻上がりイントネーション、無アクセント。アイヌ語も無アクセント。どう考えても繋がりがあるとしか思えませんよね(笑)
『夢見の巫女』については、私のミトコンドリアのルーツで、『マレー半島のセノイ族(サカイ族)→台湾原住民→エミシ→アイヌ』まで、『夢占い』というものがあり『シャーマン』文化もあります。
そして、まさに私の状態が、この本に記載されている『夢見の巫女』状態です。アテルイの母が、このような状態だったと、アテルイのドラマで見た記憶があります。
明晰夢により色々と知れたり、教えられたり、そこから解釈させられたり、そうして結果的に『危険回避できたり、身内を守れる』夢見の能力ですね。
もしも、この夢見の能力の内容がフィクションではなく、何だかの伝承を参考にした設定だったのであればですが...私は『夢見の巫女になり、地の神に祈る必要がある』のかもしれません。
地の神とは何でしょう?
縄文人は、人間ではなく、自然のあらゆるモノに神が存在していると考えていました。なので、神は地の神だけではないのですがね。太陽の神、月の神、海の神、風の神、木の神など。
『荒ぶる神』ですかね...そんな気もしますね。
こちらの本は、東北の子供達に、ぜひ読んで頂きたいです。そして忘れないで欲しい。
自分達にも、アテルイと同じ『エミシの血』が流れているかもしれないということを...
★おわりに★
私は、占いからしても、『家系をはみ出す人間』です。
確かに先祖には、シャーマン・道教(陰陽道)・神道・仏教に関わるような人達がいたようですが...
「夢見の巫女に」と言われても困るタイプなのです。
馬鹿正直に言いますと『スピリチュアル系キャラは気持ち悪いので嫌だ』とさえ思っています。
だって現代日本に存在するのは『明らかに胡散臭い醜い心を持つ顔をした人間ばかり』だから(笑)
私はそうではない、現実的で、まともなマルチクリエイター、経営者。どうしましょ...みたいな。
幼い子供の頃だったら、疑いのない清い心で巫女になれたかもしれません。神様も信じていたし。
10代後半には、既に「神様なんていない」と、「神様なんて信じている人間は馬鹿だ」と見下すような、『無神論主義者』傾向でした。
成人後の特に東日本大震災後には、『無神論主義者でも危機的状況には「神様」と言ってしまう』という事実を、実際に自分で体験した事により?丸くなりました(笑)
それで縄文人のような感じ、つまり『神様が存在するのであれば、それは宇宙の太陽や月、地球の自然などである』というように考えられるように戻り、現在ちょうど良いバランス状態かと思います。
信じすぎてもダメ、信じなさすぎてもダメ。結局、信仰心もバランスが大切なのです。
悟りの極地?なかなか外見は老けない童顔なのですが、精神はシンラのように老婆かもしれません。
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