【不妊治療】初診~新しい婦人科で不妊治療を再開


初診に至るまでの記録


【2019/11/22】


【福島県いわき市での不妊治療】

今から、ちょうど17年前。2002年11月22日に、私と主人は入籍しました。


2010年、福島県いわき市の婦人科で、初めての不妊治療を開始しました。地元では「不妊治療をするなら、そこに行った方がいい」と、オススメされるような婦人科でした。


そこの婦人科で、私は『少し高プロラクチン血症で、無排卵』と診断されました。そのためカバサールという薬を飲みつつ、排卵誘発剤により2つの卵ちゃんを排卵させました。


それでタイミングをとった後のこと...2011年03月11日に、東日本大震災&原発事故が発生してしまいました(汗)タイミングの結果は、残念ながら出血で終わりました。


しかし、もしかしたら、その時に流れてしまった可能性があります。出血する前、物凄い寝汗をかいていたのです。避難していた茨城県にある実家で、1日寝ただけの敷布団が、オネショした後みたいになり、母に嫌がられました(汗)


状況が状況だっただけに...そうして、そこの婦人科での不妊治療は、自然に中止となりました。


【埼玉県での最初の不妊治療】

2011年06月上旬、埼玉県へ自主的に移住しました。生活が少し落ち着いてきた2012年に、埼玉県内の不妊専門の婦人科で、不妊治療を再開しました。


さすがに不妊専門の婦人科だけあり、そこでは新たな問題が判明しました。


主人の精子の数が少なく、運動率も悪い、ホルモン状態も悪かったのです。主人は『若年性のLOH症候群(男性更年期障害)』と診断されました。


つまり『夫婦共に不妊の原因があった』のです。(実は不妊治療を受ける夫婦には多いです)


考えてもみれば、主人は子供の頃に『脱腸』をしたことがあり、10代後半の頃には風邪かインフルエンザで『高熱』になり入院。その時から『喘息患者』になりました。大人になってからの喘息なので、良くなりにくい喘息です。


20代では某店舗の店長代理として、昼夜逆転の生活...『殆ど深夜勤務ばかり』していたので、『不摂生な生活』をしていました。当然『睡眠不足』です。


好きな物を食べまくり、糖質過多となり『肥満』状態です。そして現在『デスクワーク』で休日も『PCばかりで、運動らしい運動はせず』です。


福島県で暮らしていた時には、冬が寒すぎて『コタツで寝る』こともよくありました。このように男性不妊の原因となることばかりが揃っていたのです。


そこで男性不妊専門医がいる泌尿器科で主人を診てもらえるよう、紹介状を書いて頂き、夫婦2人で受診しました。日本全国的にも、男性不妊専門医は少なく、当時の埼玉県では東西に2人しかいませんでした。(現在は、少し増えていそうですが)


ちなみに当時、福島県に男性不妊専門医は0...いませんでした!つまり私達夫婦は、移住して正解だったのです。


福島県に暮らしていたら、完全に諦めるしかなかったレベルの不妊夫婦です。しかも主人の悪い状態も、何もかも判らなかったかもしれないのです。地方は、これだから...困りますね(汗)


男性は『精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)』といって、睾丸上部に流れる静脈の異常肥大があると、男性不妊の原因になります。手術すれば良い精子状態になります。


主人の場合、精索静脈瘤はありませんでした。手術代がかからず安心(汗)


ただ、尿に血が混じっているので診てもらったら、『前立腺炎(ぜんりつせんえん)』でした。それも男性不妊の原因になります。その前立腺炎により、精子の状態が悪くなってしまうのです。


そこで『前立腺炎の薬』と『八味地黄丸(はちみじおうがん)』という漢方を処方されたのですが、尿からの血が消えたら、薬を飲まなくなった主人(汗)薬ばかりが増えていました。そして、いつからか通わなくもなりました(汗)混んでいるから嫌なのだそうです...


※絶対に勝手に薬をやめたり、通院をやめたりしてはいけません。放置していると『胚血症』になり、生命を脅かすことになるそうです。主人に伝えても「大丈夫、死なないから」と変な自信(汗)



主人は、福島県に住んでいる時から、性格的に何でも面倒くさがるようになり、PCでゲームばかりしていました。

やる気がなく、ボケェ~ッとして、物事を真面目に考えたり、実行しようとしなかったりで、ただふざけて遊んでいるだけ。まともな会話すらしようとしない、チャランポランな状態でした。


冗談抜きに「脳の線が1本切れているのでは?」と思ったくらいです。


当時の私達は、私の両親のおかげで、福島県の土地・家・車など、全てを自分達の物に出来ましたので、何の努力も苦労もなく、同じ年代の夫婦と比べると、かなり恵まれた暮らしをしていました。


そのため私は、貧乏性な主人は、性格的に狂ってしまったのだと思っていました。お金は人間を狂わせると、よく聞くので(汗)


しかし、そうではなく、その頃からLOH症候群(男性更年期障害)の症状が出ていたのです。それが判ってからは、私の気も楽になりました。

「LOH症候群(男性更年期障害)のせいだから、仕方ない」と思えるようになったからです。


ただ、甘やかすだけでは悪化させるだけですので、今まで通り言うことは言い、主人の脳に良い刺激を与えるようなことをさせるようにしています。生活習慣病である肥満も原因なのです。


主人にとっては震災や原発事故が、逆に脳にとって良い刺激となり、埼玉県では福島県にいた時よりも、だいぶ活動的になりました。元の主人に戻った感じです。


アチコチ外出して、観光したり、買い物したり、山登りしたり、そうして楽しむようになり、精神状態もマシになった気がします。脳に一番良いのは、歩くことです。



その婦人科での不妊治療では、『タイミング1回?→人工授精6回ほど→最後に顕微授精を2回しましたが、2回とも全滅でした。受精はしたのですが、移植できるほど、胚が育たなかったのです。


それから、しばらくは不妊治療をお休みすることにしました。ちょうど主人の転職、それによる引越、私の起業準備もあり、多忙でもありましたので、落ち着くまではと。


不妊治療を休んでいる間は、片頭痛と高プロラクチン血症の治療で通っている、頭痛研究や、てんかん治療にも力を入れていて、最先端医療機器も設置している脳神経内科にて、脳・脳波・高プロラクチン血症・片頭痛・健康相談などで診てもらっていました。


元々、高プロラクチン血症の専門というのは、婦人科ではなく脳神経の病院なのです。それに特殊脳波と高プロラクチン血症には関係があります。なので一応、不妊治療の1つでもあるわけです。脳からの治療ではありますけどね。


私の脳や脳波を最も理解している脳神経内科の主治医。信頼できますし、相談もしやすいので、永遠にお世話になるだろうと思います。


その主治医に相談し『糖質制限食+薬代わりの牛乳(カバサールは、トリプトファンの構造に似ているので、処方されているのですが、肉や牛乳には、トリプトファンが含まれています)+犬の散歩での運動』を冗談半分で提案してみました。


すると予想外にも「いいかもしれませんね!」と許可を頂けまして、実行し続けました。


おまけに食物アレルギーの検査もしてもらい、徹底的に、私の脳や体にとって毒となる物を排除する努力をしていました。


偶然にも、白米や小麦粉がNGでしたので、糖質制限食が私にはピッタリでした。パンやラーメンは好きなので、たまには食べますけどね。


そうして不妊治療再開に向けて、体質改善の努力はしていたのです。その結果、ピークの体重から28㎏程もの減量に成功。片頭痛も減りました。薬無しでプロラクチンの数値も正常値になりました♪


私の場合ホルモン状態により、体重の増減が激しいのです。もう何度も大きく増えたり減ったりを繰り返していたのですが、やっと今回の方法で、ほぼ元の体型に戻せ、安定させることが出来ました。


生活も、仕事も、片頭痛も、体型も、プロラクチンの数値も落ち着き、そろそろ不妊治療を再開しようと思ったら、なんと4年が経過していました!多忙過ぎて、そんなに経過していたことに気付きませんでした。焦りました(汗)



東京にある最後の砦といわれる、有名な不妊専門の婦人科にするかどうか悩みましたが...幸い、前の不妊専門の婦人科と繋がっている不妊専門の婦人科が、現在の住居近くにありますので、そちらに転院することにしました。なのでカルテもファックスで済みました。


主人の精子の状態からしても、遠いより近い方が良いだろうと思ったのです。どうせやることは同じ、顕微授精ですからね。


転院するところの医師は、長年そちらで働いていますし、「顕微授精の名医」と、クチコミでチラッと見た気がします。「腕は確か」らしいです。


そうして本日2019年11月22日に、新しい不妊専門の婦人科で、不妊治療を再開しましたが、偶然にも結婚記念日でした。



初診の内容


まず転院について受付に伝えたところ、問診票の記入をするようにいわれました。後で説明するのが面倒なので、出来る限り、脳や脳波についても細かく記入しました。


その後お小水を渡し、看護師さんらしき方と問診について話し合い。不明点を質問され答えました。結局、新しい病院では必ずある、面倒くさい脳や脳波の説明をしなければいけませんでした。


相手が脳関係の看護師、脳に詳しい医師であれば、ある程度の話は通じるのですが、そうではない看護師さんや医師の場合、脳や脳波、その脳波と高プロラクチン血症の関係(近年になって明らかになったこと)などの知識がありませんので、一苦労です。


問診票に記載した『シータ波(てんかん波)』の記入を読み...


看護師「これって何ですか?」「何が体に悪いとかありますか?」と質問されました(汗)


なぜ基本的な脳波の知識を、私が医療関係者である看護師に、わざわざ教えなければいけないのでしょうか?本当、勘弁してほしい。


私「普通、健常者の成人には、覚醒時にシータ波は出現しないのですが、私には出現するんです。


それは、てんかん波ともいわれていて、脳疾患のてんかん患者や、てんかんの可能性がある人に出現する脳波とされているのですが(他ADHDの方にも出現する場合があります)、私は脳疾患のてんかん患者でも、発達障害でもありません。


脳には何の問題もない、稀な健常者の成人なんです。それは幼少期の熱性けいれんやインフルエンザ脳炎、そして幼少期からクラシックをピアノで弾いてきたので、その影響かと思うのですが...


(脳神経細胞は壊れると何とか戻そうとします。それで普通とは違う脳構造となり、新たな特殊な能力が開花されるなんてこともあるわけです。


また、幼少期からピアノを弾いている人間は、脳の構造が普通の人間とは違うのです。脳の真ん中らへんが大きかったり、脳の手を使う部分が大きかったりします。


天才的なクラシックピアニストは、健常者なのに覚醒時にシータ波が出現します。つまりギフテッドの芸術バージョン、タレンテッドの脳であり、脳波だということです)


体に悪いのは、強いていえば電磁波ですね。電磁波の影響で脳波が乱れます。それから気圧変化もですね。片頭痛とか起きやすくなります。銀歯もNGで白くないとダメとかありますね」


(他にもあるけど、物凄く、面倒くさいので省略)


こんな説明をしたところで、どれだけ理解していることやらです(汗)


看護師「はぁ~...」という反応でした。だろうな(笑)


しかし、色々な持病の人間がいるのと同じで、私のように稀な健常者もいるのですから、医療に関わる人間ならば、少しは色々と勉強しておいて欲しいものです。まず基本的な質問はしないように(汗)



そうして、とうとう、医師と初めての御対面。


ネット上のクチコミでは『サバサバ系』『怖い』など、悪い印象のものが多かったのですが、私だけでしょうか?


なんてこっちゃない。むしろ話しやすかったです。頭の回転が速いから早口だけど、仕事が的確で無駄がなく早い感じでした。とても好印象でした。


同じサバサバ系の経営者である私には、合ってそうです(笑)


内診で『排卵チェック(右から1つ排卵していたそうです)&子宮頸がんの検査』をしました。それから『採血でミュラー検査(卵巣年齢の検査)、甲状腺の検査、ついでに風疹抗体検査(県ので無料)』をしました。


●今回の御会計は、11,000円でした


●今回の合計出費額、11,000円+交通費往復300円=11,300円です。


~次回~


●11月24日から10日間、寝る前に『プラノバール』という、生理を遅らせる薬を飲みます。


●11月30日の午前中に、主人の精液検査をするので、主人の保険証を持ち、渡された除菌されたカップに精液を入れ、4時間以内に持って行きます。その時カップの蓋と横に、夫婦の名前も書きます。


その日に主人の精液検査結果と、初回で検査をした結果も教えてもらえます。