【ルーツ】岩木山から気付いたこと

2020年06月02日


ふと『岩木山(いわきさん)』が気になりました。


...前々から...


両親の故郷であり、祖父母や親戚達が多く、私も過去に永住の地として決めて暮らしていた、福島県いわき市と同じ名前の山なので、気にはなっておりました。


青森県五所川原市相内には『福島城』という城もありました。『ふくしま』という言葉も、青森県と福島県では、共通しているのです。

こちらは、まさに、私の先祖である安東氏=安藤氏が、関係しているようです。(他に、奥州藤原氏や曽我氏も先祖)


...それで...


岩木山について調べてみたところ、『面白いこと』に、気付きました。



岩木山について


・青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町(青森県西部)に位置する火山でございます。


・『津軽富士・お岩木山・お岩木様・お山・奥日光』と、呼ばれております。


・元々、古くは『阿蘇辺森(あそべのもり)』と、呼ばれておりました。

・岩木山には山椒大夫安寿と厨子王丸に登場する、安寿が祀られております。

弘前藩領に、丹後(現在の京都府北部)の人間が入ると、安寿の怨霊によって災害が起こり、人々を苦しめると伝えられているようですが...


2011年以降から、日本国内での災害が増えております。もしや...?!(汗)


岩木山は、この安寿と厨子王丸の父である、津軽の領主『岩城氏(いわきし)』の名字と関係があり、『いわきさん』と呼ばれるようになったのではないかと思われます。


この岩城氏という名字が、陸奥国岩城郡(現在の福島県いわき市)に土着した岩城氏と同じですので、繋がっているのでしょうね。



【いわきについて】


・『いわき/岩木/石木』は、『岩石と樹木・感情を持たないもののたとえ、木石・亜炭の古称』という意味です。

・『いわき/岩城/石城』は、『岩で囲まれた、石の城(砦)のようなところ・ 棺を納める石室』という意味です。


・その他、アイヌ語の『イワ ケ=岩 所』が訛ったという説、『カムイ イワキ=神の住む所』からきたという説があるようです。


・陸奥国岩城郡の中世豪族に、岩城氏(いわきし)がおりました。平安時代の末、陸奥国岩城郡に、土着したのが起源とされているようです。

・現在の福島県に、いわき市があります。718年に石城国(いわきのくに)が誕生、その後1602年に磐城平藩(いわきたいらはん)が成立しました。それが『いわき』という地名の由来だそうです。


これが通説となっているようですが、やはり『岩城氏』の名字と関係があり、『いわき』になったのだろうと思われます。



阿蘇辺森について


・阿蘇辺族(阿蘇部族または阿曽部族)が暮らしていた地域です。


・『阿蘇辺』という名前は『火を噴く』という意味からきているという説があるようです。



【阿蘇について】


・景行天皇が「この国に人なきや」といい、阿蘇津彦(あそつひこ)と阿蘇都媛(あそつひこのみこと)が「私達がいるのにアゾ(なぜ)人なきや」と答えたことから、アゾが訛りアソとなったというのが、通説となっているようです。

・縄文語ですと『聖なる火の山』という意味になるようです。

・アイヌ語ですと『我座る』という解釈となり、またアソロという言葉は『爆裂火口の底、湖水あと』という意味になるそうです。アイヌ語の『火を吐く山』という意味の言葉からきたともいわれているようです。


北からは遠い南西の九州にある阿蘇山と、言葉として共通しているのは、『北から南西へと人間が移動したため』だと考えられるそうです。


しかし、その逆の『南西から北への人間の移動もありました』でしょうし、どちらからと判断するのは難しいことかもしれません。


ただ、そういった『人間の移動が関係』しているのは、確かだと思われます。


※阿蘇という言葉と関係がある地域は『北海道・青森県・宮城県・山形県・福島県・栃木県・東京都・千葉県・静岡県・富山県・福井県・三重県・岐阜県・長野県・京都府・滋賀県・兵庫県・岡山県・愛媛県・大分県・福岡県・長崎県・宮崎県』です。


この中で福島県と宮崎県は、現在の言語としても、縄文語やアイヌ語と同じ『無アクセント』でございます。残念ながら、現在の北海道は、無アクセントではございません。標準語に近いアクセントとなっております。なので実は、東北の方が、縄文や縄文語の名残が残っている...という証拠ですね。



【阿蘇辺族(阿蘇部族または阿曽部族)とは】


・北東北最古の先住民です。縄文人らしい容姿、寒さに強く、狩りをして暮らしておりました。

・和田家文書によりますと、阿蘇辺族は『粛慎(しゅくしん、みしはせ)族』とされておりましたが、阿蘇辺森に暮らしていたことから、阿蘇辺族という名前が付けられたそうです。


・ツングース系の民族で、元は大陸→北海道→北東北へと辿り着いた...と、考えられるそうです。


・阿蘇辺族の名字は『阿倍・阿部・安倍・安東・安藤・阿久津・阿保・天内・荒木・相内及び蘇我・外崎』です。


・アベは『征く・行かふ・起よ・覚めよ』からきたという説があります。それは岩手県に「一緒にあべ=一緒に行こう」という方言があるからかもしれません。


また、アイヌ語の『アぺ=火』という言葉からきたという説、食料をあらわす『あえ(=警)』という言葉からきたという説もあります。


※私説としては『ペルシア/ゾロアスター教(拝火教)の聖典アヴェスター』のアヴェからきているのではないか...と...何となくですが感じております。現代ペルシア語では『アヴェスター』ですが、中期ペルシア語では『アパスターク (Apastāk)またはアベスターグ (Abestāg) 』と呼ばれていたそうです。


・阿蘇辺族は、津保化族に攻められました。



【津保化族について】


・大陸から来た一軍です。船で漂着したそうです。先住していた阿蘇辺族を攻め、海辺に定住しました。繊維の衣を着て、弓矢を使い、土器を造り、船や家屋を造り、村をなして暮らしたそうです。この時に馬も連れてきたと思われます。

・和田家文書によりますと、津保化族は『八系の民族を血に併せた民』で、時に『青眼白肌紅毛人』の血も混じっていたようです。


・神を『ニブヒメノコカムイ』としているので、北の先住民族ニブフ(古くはギリヤーク)が混じっていたからだろうと考えられるようです。(他、北の先住民族にはウィルタそしてカイがいました)


※カイについて...実はエミシそしてアイヌは共に、自分達のことを『カイ』と自称しておりました。なので本当は『カイ』なのです。だから『北海道(ホッカイドウ)=北のカイの道』なのでしょうね。


ただし、エミシ=アイヌではございません。『エミシの一部がアイヌにも繋がった』と考える方が、正しいかと思われます。



とにかく、このような北の民族間の戦い、それに伴う混血によって、阿蘇辺族と津保化族は『 荒羽吐族(アラハバキ族)』になった...と、されております。


そうしてエミシのリーダー安倍氏(奥州)その後裔である安東氏=安藤氏などの家系へと繋がっていったということのようです。



※安倍氏(奥州)Wikipediaの内容について...


安倍総理大臣が自称末裔を公表した直後から、だいぶ書き換えられてしまいました。最も重要であるエミシ、阿弖流為へと繋がる家系図も消されてしまいました。


何やら都合の良いよいに『素晴らしい家系』といった感じに、書き換えられたようでございます。そのため、明らかに不正確な部分もございますので、ご注意下さいませ。


安倍氏が滅んだ後は『複数の別の名字へと変わりました』ので、現代の『安倍・安部・阿倍・阿部』という名字は、安倍一族の家系とは無関係のはずでございます。



レラの考察


私が、ふと岩木山が気になったのは、ご先祖様達が暮らしていた山だったからですね(笑)そして岩城氏も『奥州藤原氏』と親戚...だからですね。


古代の人達にとっては、『あらゆる自然の物に神が宿る』という考え方がございますので、勿論、山も神聖な場所でございます。


その神聖な山に付けた名前です。きっと特別な何かがあるに違いないと思っておりました。



...それはそうと『面白いこと』ですが...



阿蘇辺族の漢字に注目して下さい。


『阿蘇辺・阿蘇部族・阿曽部族』と、3つの漢字がありますよね。


...そして...


阿蘇辺族の名字に注目して下さい。


『阿倍・阿部・安倍・安東・安藤・阿久津・阿保・天内・荒木・相内及び蘇我・曽根・外崎』


※ちなみに阿部=阿倍=安倍であり、安東=安藤であり、蘇我=曽我であります。時代によって使い分けていたようです。しかし、それぞれの家系を細かく区別をするために、漢字を使い分けた可能性も考えられます。



今の青森県には、かつて『安東国』という国が存在しておりました。『安東氏』の時代です。その安東国の建設に関わったのが、親戚である『曽我氏』です。


安東氏も曽我氏も、どちらも阿蘇辺族の名字ですよね。


曽我という名字ですが『蘇我部→蘇我→曽我』であり、元は阿部と同じく『部』がついておりました。


これは部民制によるものなのですが、実は阿部氏も曽我氏も、元は『物部家』からなる家系です。物部にも部がついておりますよね。



偽書とされている、和田家文書に出てくる阿蘇辺族ではありますが、もしも、そのような先住民族が存在せずに、後から名前を付けた民族名だったとしても...


『阿蘇部族=阿部または阿倍+蘇我からなる部の族』となるのです!


面白いですよね。私は、これに気付いてしまいました(笑)え?くだらない?(汗)


たとえ偽書だったとしても、巧妙な文章であることには、間違いありません。そして、その中に謎とされてしまった『エミシの真実』が隠されているとも、考えられるわけなのです。



おまけ


『鬼神伝説と鬼神社の鬼』という昔話がございました。


相撲の内容から、相撲の起源を調べてみましたら、『出雲』が出てまいりました。

また、元貴乃花親方によりますと、相撲は日本語ではなく『ヘブライ語』の「シュモー」なのだそうです。


ちなみに、こちらは他からの情報ですが、「はっけよいのこった」も、ヘブライ語だという説がございます。


やはり東北の歴史を調べますと、自然に出雲や出雲族、シルクロード関係が出てまいりますね。



...最後に...



読者様でありクライエント様である、津軽人の方から頂いた情報によりますと、岩木山について、子供の頃に、このように聞いていたとのことです。


『鬼がお嫁さん欲しさに作った山』


鬼とされていたエミシ。鬼をエミシという言葉に変えてみますと、こうなります。


『エミシがお嫁さん欲しさに作った山』


地元ならではの貴重な情報を、ありがとうございました。


他にも何か御存知の方がいらっしゃいましたら、教えて下さると助かります。



追記


2020年07月01日


青森県在住の読者様から、貴重な情報を教えて頂きました。


【津保化族について】


最近は聞かなくなったそうですが、昔このような方言があり、よく使われていたそうです。


「このツボケ!!」



どのような意味合いで使うのか調べてみたところ、面白いことが判明しました。


「この馬鹿!!」「このアホ!!」「この野郎!!」「この役立たず!!」


このような意味合いで、相手を罵る時に、使う方言でございました(笑)


津保化族を嫌うあまりに、使われるようになった方言なのでしょうか...

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